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暮らしにゆとりが生まれれば、生活に彩りや豊かさを与えます。もちろん便利家電を使うのも効果的ですが、間取りづくりにも家事時短のヒントがあります。
「1日たったの30分」かもしれませんが、1週間にすると3.5時間、1ヶ月で15時間も差がつくことに!家族でゆっくりくつろいだり趣味を楽しんだり、そんな有意義な時間が持てるような、家事時短につながる間取りのアイディアをご紹介します。
洗濯がサクッと終わる間取り【10分短縮】

~洗濯にかかる家事時間~
・衣類の仕分け:5分
・干す:10分
・たたむ:10分
・収納する:5分
ランドリースペース→5分短縮!
洗濯は「洗う→干す→たたむ→収納する」と移動の多い家事。洗うところは洗濯機がやってくれたとしても、それ以外の作業に意外と時間がかかっています。
ランドリースペースを設けて、「洗う」から「収納する」まで一つの場所で一気にできれば、洗濯にかかる時間をぎゅっと短縮。キッチンの近くにつくれば、家事の同時進行でさらに効率がよくなります。
ファミリークローゼット→5分短縮!
子どもたちの衣類はそれぞれの個室に、夫婦の衣類は寝室に・・・と収納する場所が分かれていると、たたんだ衣類を仕分けして運ぶのにも一苦労。ファミリークローゼットを設けて、家族の衣類は1ヶ所にしまえば楽ちんです。朝の身支度にバタバタしてしまう方にもおすすめですよ。
掃除がサクッと終わる間取り【10分短縮】

~掃除にかかる家事時間~
・掃除機をかける:15分
・トイレ掃除:10分
・お風呂掃除:10分
掃除機をかけやすい間取り→5分短縮!
家中をぐるっと回遊しやすい間取りにすれば、掃除機をかける時間は圧倒的に短縮。コンセントの位置にもこだわりましょう。お掃除ロボットを使う場合も、広い範囲を一気に掃除できる間取りが理想的です。また、ホコリはお部屋の角や隅にたまるもの。段差や凹凸が少ないシンプルな間取りのほうが綺麗にしやすくなります。
散らかりにくい収納→5分短縮!
人の手で掃除機をかける方も、ロボット掃除機を使う方も、掃除の前には必ず床にモノが落ちていない状態にしなければなりません。意外とこの作業が面倒で、こまめに掃除できないという方も多いもの。家族が使ったモノを自然と片付けられる収納にすれば、思い立ったときにぱっと掃除に取りかかれます。「モノのサイズに合わせた収納を、使う場所の近くに設ける」という基本に則って、家族のライフスタイルに合わせた収納を考えましょう。
ごはんの準備・片付けがサクッと終わる間取り【10分短縮!】

~料理にかかる家事時間~
・食材の買い出し:30分
・冷蔵庫にしまう:5分
・調理:60分
・配膳:5分
・片付け:20分
家族みんなで作業できるキッチン→5分短縮!
広々としたキッチンにして、家族みんなで調理・配膳・片付けを。作業台のまわりをぐるっと回遊できるアイランドキッチンなら、2、3人が一度にキッチンに立っても、お互いが邪魔にならずスムーズに作業できます。1人なら大変なお皿洗いも、みんなでおしゃべりしながらやれば、楽しい家族のコミュニケーションタイムに。
ダイニングへのスムーズな動線→5分短縮!
家事時短のための動線を考えるなら、ダイニングテーブルとキッチンはなるべく近くに。配膳や片付けが楽になります。家族がくつろぐスペースからキッチンが見えれば、子どもたちがお箸やお皿を出すなどのお手伝いにもつながります。自分で食べたお皿は自分で下げるなど、自立もはぐくむ間取りです。
まとめ
忙しい共働き夫婦や子育て世帯にとって、生活の質を上げるために家事の効率化は欠かせません。マイホームを建てるときに家事動線をしっかり考えて間取りのベースをつくっておくことで、効率化がスムーズに進みます。
私たちは、忙しい毎日に「ホッと一息」つくことができる、そんな自分らしく心豊かに暮らせる家づくりをおこなっています。
広々とした開放感があり、窓からは太陽の光がたっぷり降り注ぐ・・・やはり吹き抜けがあると、家が一気に素敵な雰囲気になります。吹き抜けには憧れるけれど、「寒くないの?」「どうやってお掃除するの?」など不安やギモンもでてきますよね。そこで今回は、吹き抜け空間にまつわるギモンに徹底的にお答えします。
ギモン1|吹き抜けって寒い?エアコン代が高くなる?

今の高気密高断熱の家では、昔のようにスースーと寒かったり、エアコン代が極端に上がったりすることはありません。断熱材をしっかり入れたり、熱を伝えにくい窓を採用したりすることで、外の寒さが室内に伝わりにくくなるのです。エアコンで暖めた空気を長時間保ち、余計なエネルギーを使いません。
基本的に「暖かい空気は上に、冷たい空気は下にいく」という性質があるので、床暖房などで下から暖めたり、天井のシーリングファンで空気を循環させたりするのも効果的です。
床暖房は高いというイメージを持たれる方も多いですが、しっかり断熱すれば「電気代はそんなに大きく変わらなかった」という方がほとんど。
むしろ今、断熱が不十分で寒々しい家に住んでいるなら、マイホームを建てたあとは「前の家より暖かくて快適なのに、光熱費も安くなった!」というケースも多いものです。
ギモン2|夏の暑さや日差しはどうなの?

夏の太陽は高い位置に、冬の太陽は低い位置に見えます。この角度に合わせたひさしや軒をつくれば、「夏の日差しは避けながら、冬はしっかりと室内に太陽の光を入れる」ようにうまく日射をコントロールすることが可能です。ほどよい光が部屋全体に行き渡るので、吹き抜けの家では昼間の照明が不要なケースがほとんどです。
ギモン3|高い場所の窓はどうやって掃除するの?

最近は、吹き抜けの上の方まで届く、便利なお掃除グッズが豊富。持ち手を長く伸ばせるモップ、ガラスワイパーなどを使えば、脚立にのぼらなくても安全に掃除ができます。
吹き抜けの窓や照明の汚れは、主にホコリやクモの巣などの軽い汚れ。照明やシーリングファンについたホコリは、モップでさっと払うくらいの簡単なお掃除で綺麗になります。
窓は長い柄付きスポンジで拭いたり、クロスに洗剤を含ませて擦ったりすればピカピカに。窓の外側の汚れも、ホースで水をかけてワイパーで水を切るなど、自分でもお掃除が可能です。
ギモン4|吹き抜けの照明はどんなものにしたらいい?

吹き抜け全体を1つのライトで照らすのは難しいため、いくつかの照明を組み合わせるケースがほとんどです。例えば通常の1階分の天井高だと、シーリングライトを天井に1つ設置すれば、部屋全体が十分に明るくなりますよね。しかし吹き抜けの天井に同じものを設置しても、下の方は暗いままです。
では、ペンダントライトを吹き抜けの真ん中の高さに吊るしたらどうでしょうか?これだと空間全体はなんとなく明るくなりますが、手元の明かりが不十分で本を読むには暗すぎるかもしれません。スポットライトで手元の明るさを足してあげると、「空間全体の明るさ」も「手元の明るさ」もしっかり確保できます。
ほかにも、壁付けライトや梁を活用して上部を照らしたり、間接照明やフロアライトを組み合わせたり。適切な照明計画で、さらに素敵な空間がつくれますよ。
まとめ
「吹き抜けをつくったら寒かった」「夏の直射日光がつらい」もしそういった声があれば、それは断熱や日射コントロールなどの計画がうまくいっていないということ。太陽の光や熱などの自然エネルギーをうまく活用できるよう計画した家では、省エネで快適な生活が叶います。
モデルハウス「kokage Salon」は、「平屋のようなリビング」がコンセプト。「吹き抜けをつくるのが一番上手な工務店」として、心地よく暮らせる空間をつくっています。もし狭い土地でも開放的な家を建てたい、明るくて開放的な家にしたいといった方がいたら、ぜひ一度ご相談ください。