日本は世界に比べて、親と子がふれあう時間が短いといわれていることを知っていましたか?とある調査によると、親子ですごす時間は日本では30分~1時間くらい。それに比べてアメリカでは3時間以上、韓国では1~2時間という回答が多かったそうです。
子供はいつか巣立っていくもの。親子でふれあう時間を増やせる、それでいてお互いにストレスが少ない間取りにしたいですよね。今回は親子の時間を自然と増やす間取りの工夫について考えてみたいと思います。
子供が安心して学習にとりくめるスペースを
最近人気の間取りが、キッチンの近くに学習スペースのある間取りです。料理や片付けをする親の近くで、子供が安心して勉強に取り組むことができます。少し手が空いたら宿題を見てあげたり会話したりもしやすいですよね。もちろん学習以外の時間、家事やパソコンなどの作業スペースとしても使えます。
ホームライブラリーで子供の興味を知る
本好きのご家庭なら、リビングなどの共有スペースに大きな本棚をつくるのもおすすめ。本をいつでも手に取れて、親子で本を通じた会話も広がるのではないでしょうか。子供がどんな本を手に取るかで、興味関心をさりげなく知ることができるのも良いですよね。
自然と家族が顔を合わせるリビング階段
中学高校と成長していくと、子供のプライバシーも気になってくるところ。子供部屋をつくるけれど、自室にこもって出てこないという事態は避けたい方が多いかと思います。子供部屋から出てきたとき、必ずリビングを通るように…とリビング階段も人気です。
リビングをもっと快適な場所に
家のなかで一番快適な場所がリビングであれば、家族は自然とリビングに集まってきます。大きな窓をつくって明るく開放的に。ごろんと寝転がってすごせるスペースをつくる。ゆとりある広さをとって、同じ空間でもほどよい距離感をとれるように…ぜひ長時間家族でストレスなく過ごせる場所について考えてみましょう。
家族みんながホッと一息安らげる家に
今回ご紹介したアイディアは、どれも一つひとつが奇抜なアイディアというわけではありません。家族のライフスタイルや趣味関心を考えながら、みんなが心地よくすごせる家を考えてみませんか。
私たちが大切にしているのは、人・地域・暮らしが豊かになるような家づくり。仕事に家事に子育てに…忙しい暮らしのなかで家族みんながホッと一息安らげる場所を提供したいと考えています。ぜひあなたや家族の人生設計や理想の暮らし方、考え方についてお聞かせください。