駅に近くて、学校や勤務先へのアクセスは抜群。日当たりや風通しが良く、広々として価格も安い…
理想の条件をすべて満たしたうえで、安い土地というのはなかなか見つかりづらいもの。土地探しでは「この条件はゆずれない」「この条件は妥協できる」といったように優先順位を決めることが大切です。今回は土地探しで代表的な条件を見てきましょう。
予算
ほとんどの方が重視するのが予算。住宅ローンの借り入れ金額はだいたい決まっており、老後資金や教育資金をとっておくためにも、無理な土地代はかけられません。
また土地の値段が上がれば、建物にかけられる費用も減ってしまうことに。広さを間取りでカバーできたり、狭小地でも窓のつくり方でしっかり採光が確保できたりと、多少の土地の条件の悪さは設計でカバーできるケースもあります。
学校やスーパーまでの距離
学校やスーパーまでの距離など、生活利便性を重視される方も多いです。特にお子さんがまだ小さければ「絶対に校区を変えたくない」など、優先順位が高いことも多いでしょう。病気やケガのときにすぐにかかれる病院が近くにあるかもチェックされると安心です。
ただし生活利便性の良い土地というのは、どうしても価格が高めになるもの。予算と利便性とどちらの優先順位を高くするか…と迷われる方も多いでしょう。
交通アクセスのよさ
働き盛りの夫婦や、お子さんが電車通学されるご家庭なら、駅への近さも重視されるかもしれません。主要駅のアクセスのよさや、会社までの通勤時間のほか、電車の混雑状況なども見ていくと良いでしょう。
ただし最近はテレワークの普及もあって「駅から少し遠くなっても良いので、広さを重視したい」という方も増えています。駅近の土地はどうしても金額が高くなるので、もし交通アクセスが多少悪くても影響が少なければ、優先順位は低めにしても良いでしょう。
安全性・治安
地盤が安定しているか、災害に強いかといった条件は、優先順位を高く設定される方も多いでしょう。前面道路の交通量や、通学路の歩道や信号の整備状況なども気になるところです。
交通量や夜の治安などは、朝・昼・夜と時間帯を変えて、現地を実際に見てみることをおすすめします。「駅に近くて便利でいいと思ったけど、夜は治安が悪そう」など、一度行くだけでは気づかないこともたくさんあります。
土地の状態
日当たりや風通しのよさも、実際にご自身の目でみて確かめることをおすすめします。あえて雨の日に現地を見に行くと、水はけの悪さに気づくことも。
仮に日当たりが悪いと感じても、2階リビングにするなど設計の工夫でカバーできることもあります。優先順位づけが難しいときには、設計士に相談すると良いアドバイスがもらえるかもしれません。
まとめ
マイホームを建てるときには、建物自体の良さだけではなく、立地や生活環境などまわりの状況もとても大切になってきます。ご家族の理想のライフスタイルを考えて土地探しをしていきましょう。