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2021年8月10日

水害に強い家をつくるための対策方法

たびたび耳にする集中豪雨や台風などの水害による被害。日本は地震の多い国として有名ですが、家を建てるなら水害への対策についても考えておきたいものです。今回はマイホームを建てる際の水害対策としてできることを考えてみましょう。

 

ハザードマップを確認する

出典/奈良県 洪水浸水想定区域図

 

ハザードマップとは水害や土砂災害などが発生したとき、危険な箇所や避難経路について地図に示したものです。国や自治体がその土地の成り立ちや地形、地盤、過去の災害履歴などをもとにつくっています。

 

マイホームを建てるならハザードマップを見て、その地域にどんな災害リスクが潜んでいるか確認しておきましょう。水害についても、浸水地域など予測がされています。

 

水害に強い家とは?

国土交通省の「浸水の予防・人命を守る家づくり」という資料の中で、水害から家を守るには「床上浸水」の防止に焦点を当てることが大切だといわれています。

 

床上浸水:家のフローリングや床の上まで水が浸水すること

 

床上浸水すると、一時的にそこの家に住むのは難しくなります。家具や家電など家の中のものを外に出して、乾燥や消毒などの作業をしなければなりません。

 

床上浸水を防ぐには?

床上浸水を防ぐには、次のような対策が考えられます。

 

土地を高くする

周囲の家よりも低い位置に土地がある場合、盛り土をして土地の高さを上げるという対策方法があります。土地の高さを上げるほど水害からは守れますが、工事費はかさみます。また盛り土をしたぶん、地盤が不安定になってしまう可能性もあるので、地盤調査をもとにしっかり検討します。

 

基礎を高くする

木造住宅の場合、コンクリートでつくる基礎の部分までの浸水であれば、家の中への水の侵入を防ぐことができます。建築基準法における基礎の高さは30cm以上とされていますが、もっと高くつくることで水害対策になります。ただし基礎を高くしたぶんコストはアップします。

 

家族を守る安全な家づくり

水害対策はコストも高くなるので、まずはハザードマップを見て、どのような災害リスクがあるのか確認されることをおすすめします。土地探しの段階で、災害リスクの低い土地を選ぶということも大切です。家は家族を守るものですので、安全な家づくりをしっかりと意識していきたいですね。

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