私たちのモデルハウス「kokage Salon」では、庭に小さな畑をつくることをおすすめしています。
家庭菜園をしたことがない方は、「畑ってどこに、どうやって作るの?」「何を育てたらいいの?」など、わからないこともたくさんありますよね。
そこで今回は、初心者が家庭菜園をはじめるときに知っておきたい4つのポイントをご紹介します。
ポイント1|どこに畑をつくる?
家庭菜園には、日当たりが良く、風通しの良い場所が最適。
建物自体や庇、軒の影にならず、周りに風をさえぎるものがない場所を選びましょう。夏は日当たりが良いからと選んでも、太陽の低い冬は影になってしまうこともあるので注意が必要です。
※庇:ひさし。開口部の上についた小さな屋根。
軒:のき。屋根が建物の外に張り出した部分。
「どうしても日当たりが良いところにスペースがとれない!」ということもあるでしょう。そんなときは、ミョウガや椎茸など、日光をあまり必要としない野菜を育てるのをおすすめします。
ポイント2|畑の広さはどのくらい?
家庭菜園初心者が管理しやすいのは、1~2坪くらいの畑。狭いと思うかもしれませんが、2~3種類くらいの野菜なら植えられます。
あまり最初から畑を広くしすぎると、肥料をまいたり草をとったりとお世話も大変。小さい畑なら、週末だけで作業が追いつくことがほとんどです。
ここでポイントは、「あとから縦横に広げられる場所に畑をつくる」ということ!小さい畑で家庭菜園に慣れてきて、「あれも育てたいな!」と畑を広げたくなったときに対応できます。
ポイント3|初心者がチャレンジしやすい野菜って?
家庭菜園初心者には、成長が早く育てやすい野菜がおすすめ。
ミニトマトやオクラ、枝豆は成長が早くて丈夫。じゃがいもやさつまいもを植えて、家族で芋掘りするのも楽しいですよ。
親子で育てたいと人気なフルーツですが、実は野菜よりもお世話が大変。いちごやブルーベリーなど、初心者にも育てやすい種類からはじめてみてくださいね。
ポイント4|土ってどうしたら良いの?
土づくりに必要なのは、「クワ(スコップ)・混合堆肥・苦土石灰・pH測定器」の4つ。
~土づくりの手順~
- 畑の位置を決めたら、スコップやクワで耕して、固まった土を細かくする。
- 堆肥や肥料、苦土石灰を混ぜ込んで、おいしい野菜の育つ土に改良する。
- 土を盛り上げて「畝(うね)」をつくったら準備完了!
堆肥はあらかじめ野菜の栽培に合わせて配合された商品が、ホームセンターなどで売られています。
日本の土壌は酸性になりがちなので、苦土石灰を混ぜて適切な酸度に整えることも大切。「pH測定器」で土の酸度を測り、必要な量の石灰を混ぜます。
まとめ
家族で週末に体を動かすと気持ちがよく、庭でとれた野菜やフルーツの味は絶品です。畑と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれませんが、意外と小さな場所で手軽にはじめられます。マイホームをもつなら、庭での家庭菜園、ぜひチャレンジしてみてください。