秋が深まるにつれて、紅葉が美しい場所にお出掛けもしたいところですが、お庭に植物があれば自宅で秋を感じることができます。
お庭を眺めながらお家でゆっくり過ごすことで、季節の移り変わりを身近に感じることができ、忙しい日常からほっと一息、心が癒されますね。
そこで今回は秋冬に葉に色を付け楽しむことができるおすすめの樹木、そして秋に種をまき、冬や春に収穫できるおすすめの野菜をご紹介します♩
イロハモミジ
落葉樹の高木で秋の紅葉を楽しむ代表的な庭木がイロハモミジです。和風に合う紅葉が美しい樹木です。
7裂している葉の裂片を「いろは…」と数えたことが名前の由来になっています。
1年を通して葉に日が当たる場所がいいと言われていますので、日陰に植えることは避けましょう。
春の新芽が開く、4~5月ごろに花が咲いた頃、花と葉を一緒に眺めるととても美しいので、ぜひ眺めてみてくださいね!
キンモクセイ
秋の訪れを知らせてくれる、キンモクセイの香り。9月ごろの開花期にオレンジの小花を枝いっぱいにつけるので、その香りとともに、遠くからでもよく目立ちます。
低温、多湿になると特に香るので、夜間は、近くになくても香りを感じられます。
秋の夜は、夏が終わり風も強くなって肌寒い。。そんな季節の変わり目を知らせてくれる香りですね!
夏の高温多湿にも耐えることができるので丈夫に育ちますが、やや寒さに弱いので、霜が降りるような場所では生育は不良となり、また大気の汚れた場所では花つきが悪くなるので、注意が必要です。
放っておくと全体に広がりすぎてしまうので、毎年剪定をしてお庭に合った大きさに仕立てます。刈り込みなどで仕立てられることも多いです◎
タマネギ
タマネギは9月~10月上旬に種まきを行いますが、種からタマネギを育てようと思うと、少し手間ひまを要してしまいますので、初めて育てる方や、畑仕事に慣れていない方には、10月~11月ごろに出回る、苗の購入をおすすめします。
タマネギ苗は、元気すぎるものを購入すると、収穫時に葉だけが立派に育ってしまい玉が大きくならないことがあるので、ほどほどに元気な細めのものを選ぶほうが良いと言われています。畑に植え付ければ元気になります!
タマネギには「早生」「中生」と種類があり、11月ごろに定植すると翌年の3月~6月ごろには収穫可能になります◎
早生品種は、収穫してすぐだと生で食べてもやわらかく、中晩生品種は長期の保存ができるので、ご希望の種類の苗を購入してくださいね!
ホウレンソウ
栄養満点なホウレンソウは初めて家庭菜園に挑戦する方でもぴったり、育てやすい野菜といわれています。
ホウレンソウは種から育てることが多く、種まき後1か月〜2ヶ月で収穫時期を迎えるので、育てがいを感じやすく、真夏をのぞいてほぼ1年中栽培することができるのも嬉しいポイントです♩
品種によって、冬でも栽培が可能な品種もあるので、収穫したい時期や栽培を始めたい時期に合わせて品種を決めるのもおすすめです◎
注意することといえば、乾燥が苦手なので、水はたっぷり(吸収が鈍る夕方までに)あげてくださいね。
キャベツ
キャベツは種まきのタイミングにより1年を通して収穫ができる野菜です。
種からまいても育てられますが、初めての方であれば、苗から育てた方が収穫まで上手く育てられます♩
キャベツは春まき、夏まき、秋まきと、まきどきが3回ありますが、比較的冷涼な気候を好む(生育適温は15~20℃)ので、夏の終わりから秋の初めのちょうど今頃の時期に苗を購入して育て始めることがおすすめです◎
キャベツは定植してから2ヶ月~3ヶ月で収穫時期を迎えます。手でギュッと押さえてみて、固く締まっていたら収穫時期です。ふわっとやわらかいようであれば、もう少し様子を見てください。球が小さくても、固く締まっている場合はそれ以上は大きくならないので収穫してしまいましょう!
収穫が遅れてしまうと割れたり、葉が固くなったりしてしまい味が落ちるので、採り遅れには注意してくださいね。
まとめ
秋の景色といえば紅葉。名所での紅葉も素敵ですが、自宅の庭で移り変わる季節を楽しめたら、それだけで生活がぐっと楽しくなりますよね。お庭に1本あるだけで、がらっと自宅のお庭の風景を変えてくれる存在になります◎
毎日変化していく葉の色を眺めながら、季節の移ろいを感じ、また紅葉の色合いや時期が毎年少し変わるので、今年の紅葉はどうかな? と日々観察していると、自然を身近に感じることができるかと思います☆
そして秋冬の家庭菜園。秋冬の野菜の栽培は、春夏の野菜の栽培よりも病害虫が少なく、初心者でも立派な野菜が収穫できるのでおすすめです◎
寒さに強いものが多いですが、あまりに温度の変化がある場合はしっかりと寒さ対策をしましょう。
葉もの野菜と根もの野菜が中心になりますが、お気に入りの野菜をたくさん育ててくださいね♩