外壁は、ハウスメーカーに言われるままなんとなく決めてしまった…という方も多いのですが、帰宅時や来客があったときなど一番に目に入る部分です。素材によってメンテナンスの費用も変わってくるので、特徴を知ったうえで選びましょう。
サイディング
出典:ケイミュー株式会社
最もポピュラーなのが、パネル状のサイディング。窯業系・金属系・木質系・樹脂系という4つの種類があり、セメントでできた窯業系サイディングがよく使われます。
メリット
デザインや色が豊富。工場でつくられた外壁材を張っていくので、工期も短くコストパフォーマンスに優れています。
デメリット
パネル同士のつなぎ目にはシーリングを施しますが、ゴムのような素材で劣化しやすいので比較的マメにメンテナンスしなければなりません。塗装も必要です。
メンテナンス
一般的にシーリングは5年スパン、サイディングの塗装を10年スパン、サイディングのカバーもしくは張替えを20~30年で行います。
タイル
出典:LIXIL
石や粘土などを高温で焼き固めたものがタイル。お風呂や床などにもよく使われますが、外壁材としても使われます。
メリット
写真だとサイディングに似ているように見えますが、実際に比べてみるとタイルはとても高級感があります。とても丈夫で、傷などもつきにくく、長く美しい状態が保てます。
デメリット
初期費用が高いのが難点。ただし劣化が少ないので、サイディングに比べると維持費は安めです。
メンテナンス
メンテナンスフリーとはいきませんが、比較的コストがかかりません。コーキング打ち替えや割れたタイルの交換など、軽めのメンテナンスを行います。
塗り壁
土などの素材を左官職人が手作業で塗っていく方法です。昔の日本ではモルタル壁がメジャーでしたが、最近は漆喰・珪藻土など自然素材を使った体にやさしい塗り壁が注目されています。
メリット
つなぎ目のない美しい外観が特徴。塗り方次第でさまざまな仕上がりにできます。また外気温に左右されにくく、夏の暑さや冬の寒さが室内に伝わりにくいです。
デメリット
コストは高め。仕上がりが職人の腕に大きく左右されます。
メンテナンス
モルタルは再塗装が必要。漆喰などは小さなひび割れや欠けは、パテを塗り込んで簡単に補修OK。劣化してきたら、漆喰の塗り重ね・塗り直しを行います。
まとめ
外壁は家の印象を決める大切なもの。デザインの希望や予算に合わせて、最適なものを選ぶことで、マイホームの満足感がぐんと高まりますよ。
私たちはご家族のお好みに合わせたマイホームをご提案させていただきます。外壁のデザインも、後悔のないようしっかり考えていきましょう。