こんにちは!
奈良県香芝市にあるデザイン工務店 AND HOUSE です。
前回のコラム「お家のメンテナンスって?①」の続きです。
今回は、具体的な時期と費用についてご紹介します。
3.時期で見るメンテナンスの箇所と費用
家の寿命を長くしてくれるメンテナンスですが、「いつ何をすればいいの?」と疑問に思いますよね。
そこで最後は具体的な時期と費用についてご紹介します。
それに合わせて、メンテナンス費用も計画的に貯蓄しておきましょう。
3-1.築5~10年
築5年までの新しい住宅はメンテナンスもほとんど必要なく、安心して暮らすことができます。
そんな時期を経て、築10年ほどで初めてのメンテナンスを行うご家庭が多いです。
築5~10年では、白アリ対策の防蟻工事、外壁のコーキング打替や塗装、水回りの補修、屋根や配管の点検などを主に行います。
具体的な費用については、防蟻工事が約15万円、外壁の塗装が約50万円、各補修・点検がそれぞれ1~20万円ほど。
10年目とまだまだ新しい家でも、メンテナンスには費用がかかることがわかりますね。
3-2.築10~20年
築10~20年では、10年目のメンテナンスに比べて補修する部分も多くなってきます。
15年目で一度防蟻工事を行っておき、20年目で本格的なメンテナンスを行うと、より安心して過ごせるでしょう。
築20年ころのメンテナンスでは、10年目にした「白アリ対策の防蟻工事、外壁のコーキング打替や塗装、屋根や配管の点検」に加え、水回りのリフォームも。
たとえば、ユニットバス・洗面所・キッチン・トイレなどを新しいものに交換します。
システムキッチンを交換する場合は、I型で60万円~、L型で70万円~交換可能。ユニットバスは60~100万円、トイレは10~20万円、洗面台は10~30万円ほどが相場です。
コンロの火がつかない・蛇口がサビたなど、不具合や老朽化を機に変える方もいれば、「最新式のキッチンを使いたい!」とリフォームされる方も。
不具合やご家族の要望に応じて、交換を考えてみましょう。
3-3.築20~30年
築20~30年になると老朽化も進み、メンテナンスの規模も大きくなってきます。
外壁や屋根、壁紙の傷みが見てわかるようになるので、耐久性や見た目を向上させるためにも、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
築30年の節目には、防蟻工事や水回りの補修に加え、配管の全面改修も。さらには屋根の葺替や塗装、外壁・内壁の張替や塗装も行います。
屋根だけで50万円以上、高くて200万円にものぼることも。外壁張替で60~300万円、配管は1mで5千円ほどかかるのが相場です。
このころに家の状態が非常に悪い場合は建て替えの必要も出てくるので、年数が若いうちから定期的な点検とメンテナスを行いましょう。
4.こまめなメンテナンスでいつまでも美しい家に
老朽化によって、思い出がいっぱいつまった家を取り壊すことになった……なんてことは寂しいもの。
メンテナンスによって家の寿命は延びるので、愛するマイホームには補修やリフォームを行い、定期的にケアしてあげましょう。
そうすれば耐久性もキープでき、築年数が増えても災害時にも安心してお過ごしいただけます。
もちろん建てたばかりの頃の美しさを残しておくことにも繋がるので、いつまでも心地よい暮らしができるはずです。