こんにちは!
奈良県香芝市にある設計事務所・工務店 AND HOUSE です。
冬場の乾燥のお悩みについて取り上げています。
前回は、どうして家が乾燥するのか、どのような影響があるのかを見てきました。
ここからは、湿度を上げるためのかんたんな方法を5つご紹介していきます。
3.家の湿度を上げるためのかんたんな方法5選
湿度を上げるアイテムといえば、加湿器が定番ですよね。しかし加湿器を持っていなくて「今すぐ湿度を上げたいけどどうすればいいの?」と悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで、家の湿度を上げるためのかんたんな方法を5つご紹介します。急なタイミングでも、旅行先のホテルでも、いつでも活用できる方法です。
①洗濯ものや濡れたタオルを部屋干しする
濡れた衣類やタオルを部屋干しするのも、加湿にはピッタリ。衣類についた水分が蒸発して、空気中の水分量をアップさせてくれます。
部屋干しのニオイ対策として部屋干し用の洗剤やミストを使えば、生乾きのニオイ対策も可能に。夜寝るときは枕の近くに干すと、より効果が実感できるでしょう。
②水を入れた容器を置いておく
コップや洗面器、バケツなどの容器に水を入れて置いておくことも、加湿に効果的。洗濯ものを部屋干しする原理と同じで、容器の中の水分が蒸発して、空気中の水分量がアップします!
アロマオイルを入れて香りを楽しんだり、かわいい容器に入れてインテリアとして使ったりするのもおすすめ。コップに入れる加湿方法なら職場のデスクにも起きやすく、いつでも手軽に加湿できますね。
③観葉植物を置く
インテリアにもなるのが、観葉植物。水をあげると葉っぱから水分を蒸発させる植物は、じつは天然の加湿器になるんです。
なかでもおすすめなのが、葉が大きいタイプの観葉植物。見た目だけでなく、より加湿の効果を上げてくれます。
小さな観葉植物を枕元に、大きなものをリビングに置くなど、使い分けてもよさそうですよね。
④入浴後はお風呂のドアを開けたままにする
もくもくと湯気が上がる浴室は、空気中の水分量もたっぷり。入浴後はすぐにお湯を抜かず、お湯のある状態でドアを開けておきましょう!すると浴室の水分が外へ出ていき、部屋が加湿されます。
乾燥がひどい夜は、お湯をためたまま一晩過ごしてみてください。バスタブは洗面器やコップなどより容量が大きいので、家の乾燥をより改善できます。
⑤石油やガスのストーブを使う
「石油やガスのストーブも、エアコンと同じで乾燥するのでは?」という印象がありますよね。しかし、石油ストーブやガスファンヒーターは加湿効果があるのです!
じつはこれらの暖房器具は、石油やガスを燃焼させて暖かい空気を作っています。燃焼したときに二酸化炭素・水・熱が発生し、暖かい空気と一緒に水蒸気も放出。ストーブやヒーターの近くは空気の水分量が多く、寒さだけでなく乾燥対策もできるんです!
ただ、広範囲を暖かくするならエアコンのほうが優れているので、ポイントで温めたいときや狭い部屋を暖かくしたいときはストーブを使うなど、使い分けてみてくださいね。
4.しっかり乾燥対策したい方には家のリフォームがおすすめ
家の乾燥について解説しましたが、今すぐにできる加湿方法もたくさんありましたよね。石油ストーブやガスファンヒーターは暖かさもアップできますし、観葉植物はインテリアにもぴったりです。
とはいえ、「洗濯ものやタオルを干して加湿するのは見た目もニオイも気になる……」「ペットを飼っているから水の入った容器は置けない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、「調湿壁紙」を使ったお家のリフォーム。湿度が高くなると水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出してくれる壁紙で、乾燥対策・湿気対策になります。
手軽にリフォームしたい方は全面の貼り替えではなく、リビングの一面だけ取り入れたり、トイレや寝室などの必要なお部屋だけ替えたりすることも可能です。
乾燥に負けない家をつくって、肌荒れや風邪などの原因とサヨナラして、快適な生活を送ってくださいね。