こんにちは!
奈良県香芝市にある設計事務所・工務店 AND HOUSE です。
暖かくなったかと思えば、またひんやりしてきて、落ち着かない気候ですね。
まさに「三寒四温(さんかんしおん)」 冬から春へと季節が移り変わる時期です。
春の訪れまであと少し。桜の季節が待ち遠しいです。
さて、気候変動の大きい昨今。いま、この地球で起きていることをご存知でしょうか。
■地球温暖化により、2030年には産業革命前から比較して気温が1.5℃、また、最悪のシナリオをたどると2100年までに最大5.7℃上昇すると報告されています。
出典:IPCC第6次評価報告書
■地球温暖化による気候変動が原因で、2050年までにアフリカ、アジア太平洋地域など世界各地で最大2億1,600万人が住居を追われると予測されています。
出典:世界銀行「GROUNDSWELL PARTII―ACTING ON INTERNAL CLIMATE MIGRATION」(2021年)
■世界の子どもの約半分にあたる10億人の子どもが、気候変動のきわめて深刻な影響を受けている上位33ケ国に暮らしています。
出典:ユニセフ報告書『気候危機は子どもの権利の危機』(2021年)
最も責任のない子どもたちが
最も苦しんでいるという現実。
気候変動には国境がなく、あらゆる国の課題であるにも関わらず、気候変動の影響を受け自然災害が起きるリスクが極めて高いとされる33ケ国のCO2排出量は、世界のわずか9%。これらの国々に暮らす地球温暖化の責任のない子どもたちが最も苦しんでいるという現実があります。
出典:ユニセフ報告書『気候危機は子どもの権利の危機』(2021年)
地球温暖化対策には
大きく分けて2つのアクションがあります。
1つは“緩和”。気候変動の原因となるCO2などの温室効果ガスの排出量を「へらす」取り組みです。
もう1つは“適応”。すでに現れていたり、将来予測される気候変動の影響に対して、被害を最小限に抑えるために「そなえる」取り組みです。
地球温暖化対策には、この2つを両輪で進めることが重要です。
AND HOUSEでは、LIXILを通じて、ユニセフの活動に参画させていただきました。
💡ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)の取り組み💡
“気候変動は子どもの権利の問題である”と、早くから問題を訴え、日本では(公財)日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)が「気候変動と子どもたち」キャンペーンを展開(2008~2014年)。2022年には国際機関、大学などと共に、世界初の政策的枠組みを提供する「気候変動の中で避難する子どもたちを守る指針」を発表。COP27開催前には「気候変動による熱波のリスクが世界の子どもたちに与える影響」の調査を発表するなど積極的に取り組んでいます。
微力ではございますが、世界の気候変動や気象災害のリスクへの対策を支援していきたいと思います。